ウルトラセブンに出てくるガッツ星人って何?
『ウルトラセブン』第39話「セブン暗殺計画(前篇)」(1968年6月30日)、第40話「セブン暗殺計画(後編)」(1968年7月7日)に登場。
身長:2 - 40メートル、体重:200キログラム - 1万トン。
「いかなる戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人」と自称し、また実際に数多くの戦いにことごとく勝利してきた宇宙の実力者。画面上では4体確認できる。大きな丸い頭に鳥のようなクチバシを持ち、体にはギザギザした縞模様を持つ。等身大時では、機関銃を武器にする。
地球人の希望の拠り所となっているウルトラセブンを倒し、地球人の戦意を喪失させ、一気に地球征服を図ろうとした。まずアロンとセブンを戦わせることによって、ウルトラセブンの戦闘能力を分析する。その際にセブンの仮の姿がモロボシ・ダンである事も掴んでいたが、前述の理由からあくまでセブンの姿の時に打倒する方法を選んだ。ウインダムを「貴様ナド相手ニナラン」と円盤からの一撃(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』では「ガッツデストロイヤー」と表記)で倒した後、自らセブンと戦い、分身や瞬間移動等で翻弄してエネルギー切れに追い込み、十字架に磔にした。しかし、地球人を侮り戦力として計算していなかったことが仇になり、セブンからの通信でエネルギー補給手段を知ったウルトラ警備隊の活躍によって、あと一歩というところでセブンが復活。ウルトラノック戦法により、パニック状態のまま円盤もろとも粉砕された。
セブン復活後は巨大化しないまま円盤ごと爆破されたため、巨大化した姿は実体ではなく投影だったという説もある。また常に「我々」と称して「私」という表現がなく、円盤内では実体も定かでないまま複数に分裂増殖しており、地球人のような「確たる個体と独立した自我を持つ存在」かどうかさえも不明(だがセブンを数度蹴るシーンがあり、さらにその後怪光線(『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』では「ビームバインド」と表記)を浴びせていたので、少なくともこの時は確実に実体化していた可能性が高く、プロテ星人のように本体と抜け殻とに分離して戦闘していたのかもしれない)。
サブタイトルには「暗殺」とあるが、事前に戦力分析はしていたものの、セブンとの戦闘自体はキチンと名乗った上での正々堂々としたものだった。
後に放映された『帰ってきたウルトラマン』に登場したナックル星人も、ウルトラマンの戦力分析を行った上で戦いを挑み、勝利を収めて磔にしているという点でガッツ星人との共通点が多い。ただ、ガッツ星人はセブンの戦闘力を目の当たりにしながらも終始余裕をもって実力でセブンを圧倒したが、ウルトラマンの強さに恐れをなしたナックル星人は、郷の精神を攪乱させるため、郷にとって最も大切な存在である坂田兄妹を殺害したあげく、用心棒として鍛え上げたブラックキングとの二人がかりで襲いかかるという卑劣きわまる手段によって勝利している。このことから、前者が優れた頭脳を駆使する知性派の強豪宇宙人として描かれていたのに対し、後者は卑劣な手段に頼る狡猾な悪党宇宙人として差別化されている。
ウルトラシリーズにおいて、同一デザインの着ぐるみ(アトラクション用ではなく実際の撮影で使用するためのもの)が同時に複数体製作された初めての怪獣/星人キャラクターである(それ以前は、例えばウルトラQにおけるガラモンやカネゴンのときのように、オプチカルプリンターを使って実際には1体しかない着ぐるみを複数体あるように画面上に合成して見せるという手法が採られていた)。
怪獣の造形を担当した高山良策が、ガッツ星人が完成するまでの過程をプライベート8ミリフィルムで撮影した映像(撮影期間は1968年4月27日~5月6日、8ミリフィルムの撮影を担当したのは、当時、NHK放送センターに勤務していた高山良策の甥に当たる小沼俊男)が『ある小さな記録』という題名の作品として残されている(映像はLD『ウルトラセブンVol.12』に収録)。
『ウルトラマンマックス』第39話、『ウルトラマンメビウス』第46話は、敵に磔にされたウルトラマンを防衛チームが復活させるという展開で、本エピソードへのオマージュとなっている(『メビウス』第46話には、セブン=ダンも登場している)。
以上ウィキペディアより抜粋。
「セブン暗殺計画」を実行しながら
さっさと処刑もせず磔にして救出させる
時間を与えたどこか間抜けでガッツの
なさそうな顔をした宇宙人。
と思ってます。
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